a monthly book club on feminism

こもじのブッククラブは2026年春頃に開始予定
お問い合わせ受付中
こもじのブッククラブは、「正しさや知識を持ち込まなくていい読書会」です。
フェミニズムは、「意識の高い人」が「学ぶ」ものだと感じてきた人もいるかもしれません。
ベル・フックスは、「フェミニズムはみんなのものだ」と書いています。
フェミニズムは、生きることがしんどいと感じるとき、その辛さを解きほぐすための手がかりになります。
誰もがよりよく生きるために「使う」ことのできるスコープであり、運動です。
男性も、これまでよく分からないまま距離を取ってきた人も。
この読書会は、正解を言う場ではありません。
誰かを批判する場でもありません。
ただ、それぞれの場所から、よりよく生きるために、一緒に読んで、考える時間です。
大きく分けて二つの回があります。
– 物語を読む回
小説やエッセイを読みながら、登場人物や語りに違和感を覚えたり、何か引っかかるところを持ち帰る時間です。フェミニズムに詳しくなくても参加できます。
– 理論書を読む回
フェミニズムの考え方を、言葉として考えてみたい人の回です。全部読めていなくても参加できます。分からなかったところを持ち寄りながら進めます。
どちらも、知識量や立場の表明は求めません。
今の自分に合う回を選んでください。
vol.1 物語を読む
『雌犬』
ピラール・キンタナ
村岡 直子 訳
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Pliar Quintana, La perra(2017)
これはわたしの犬《むすめ》。
もし何かしたら、殺してやる。
この世から忘れ去られた海辺の寒村。子どもをあきらめたひとりの女が、もらい受けた一匹の雌犬を娘の代わりに溺愛することから、奇妙で濃密な愛憎劇《トロピカル・ゴシック》が幕を開ける……
人間と自然の愛と暴力を無駄のない文体で容赦なく描き切り、世界15か国以上で翻訳され物議をかもしたスペイン語圏屈指の実力派作家による問題作が、ついに邦訳。
『雌犬』は、真の暴力を描いた小説だ。作者キンタナは、私たちが知らないうちに負っていた傷口を暴き、その美しさを示して、それからそこに一握りの塩を擦り込んでくる。
――ユリ・エレーラ
この本は、あなたを変える。残忍であると同時に美しいコロンビア沿岸の荒々しい風景のなかで、母性、残酷さ、自然の揺るぎなさに注ぐまなざしがここにある。結末は忘れられない。
――マリアーナ・エンリケス
この飾り気のない小説の魔力は、一見何かまったく別のことを物語りながら、多くの重要なことについて語ることにある。それは暴力であり、孤独であり、強靱さであり、残酷さだ。キンタナは、冷静で、無駄のない、力強い文体により、読者を驚嘆せしめるのだ。
――フアン・ガブリエル・バスケス
2018年コロンビア・ビブリオテカ小説賞受賞
2019年英国PEN翻訳賞受賞
2020年全米図書賞翻訳部門最終候補
RT Features制作による映画化決定
訳者(村岡直子さん)あとがき全文公開サイト
https://note.com/kokushokankokai/n/ndfa6816f9608
今後予定の対象本(順不同)
『キングコング・セオリー』
デパント 著
相川 千尋 訳
『「筆録 日常対話」私と同性を愛する母と』
黄惠偵(ホアン・フイチェン) 著
小島 あつこ子 訳
『娘について』
キム・ヘジン 著
古川 綾子 訳
『ソビエト・ミルク: ラトヴィア母娘の記憶』
ノラ・イクステナ 著
黒沢 歩 訳
『小山さんノート』
小山さんノートワークショップ 編
『母親になって後悔してる』
オルナ・ドーナト 著
掘田 碧 訳
『女の子たちと公的機関 ロシアのフェミニストが目覚めるとき』
ダリア・セレンコ 著
クセニヤ・チャルィエワ 絵
高柳 聡子 訳
『フェミニズムはみんなのもの』
ベル・フックス 著
堀田 碧 訳
『ヒョンナムオッパへ:韓国フェミニズム小説集』
チョ・ナムジュ/チェ・ウニョン/キム・イソル/チェ・ジョンファ/ソン・ボミ/ク・ビョンモ/キム・ソンジュン 著
斎藤 真理子 訳
『部落フェミニズム』
熊本理抄 編著
藤岡美恵子/宮前千雅子/福岡ともみ/石地かおる/のぴこ/瀬戸徐映里奈/坂東希/川崎那恵 著
『持続可能な魂の利用』
松田 青子 著
『被害と加害のフェミニズム: #MeToo以降を展望する』
クォンキム・ヒョンヨン 編著
影本剛/ハン・ディディ 監訳
『新しい女は瞬間である 尾竹紅吉/富本一枝著作集』
足立 元 著
『学ぶことはとびこえること』
ベル・フックス 著
里見 実 監訳
朴 和美/堀田 碧/吉原 令子 訳
『ホワイトフェミニズムの解体』
カイラ・シュラー
飯野 由里子 監訳
川副 智子 訳
『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト』
尹錫男(ユン・ソンナム) 絵
金伊京(キム・イギョン) 著
宋連玉(ソン・ヨノク)/金美恵(キム・ミヘ) 翻訳
対象
誰でも
進め方
1. 本を読んできて参加します(本は各自で購入するか、図書館などで借りてみてください。全部読めていなくても参加できます。)
2. 自己紹介とアナウンス
3. 感想を聞き合う
4. お茶など
5. 片付け
場づくりについて
・主語を大きくせず、自分の考えとして話してみてください。
「私はこう思った」「自分はこう感じた」という形での発言を大切にします。
・発言しない参加も、完全な参加です。
発言は必須ではありません。話さずに聞いている時間も、この場に参加していることになります。聞くこと、考え続けることも、この場の一部です。
・誰かの言葉に傷ついたり、また傷つけてしまったりする可能性があることを踏まえて、この時間を共有します。
この場にいる誰もが、考えや言葉の途中にいます。ときに私の・あなたの言葉は誰かの地雷である瞬間もありえます。人と関わる時に無傷ではいられないことを心に留めておいてください。
持ち物
対象の本(本でもiPadなどの端末でも)
筆記用具(必要な方)
飲みたい飲み物(お湯はご用意できます)
おやつ(必要な方)
参加費
※実験的にPay it forward制を取り入れています
◯ベーシック
1,000円
◯ベーシックより500円多く払ってもいいよという方
1,500円
◯ベーシックより500円少なく払いたい方
500円
◎会場の回収箱に現金でお支払いいただく形態です
定員
各回5名くらい
時間
毎月1回2時間
第2日曜日14:00〜16:00
会場
stray fish(岡山県倉敷市羽島エリア)
近隣に無料駐車場2台あり(先着制。事前に申込してください)
「日間(ひるま)」バス停近く
お問い合わせ
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進行役
fumi
読むこと、つくることを、立場や正解から切り離してひらく場をつくっています。
女性として生きる中でのジェンダーに関わる経験を一つの視点としつつ、それが誰かを代表するものではないことを前提にしています。
読書と並行して、構造的な差別に自覚的であろうとしてきたアーティストたちが、どのように考え、迷い、表現を更新してきたのかにも関心があります。
表現と生活の関係について、考え続けています。
岡山生まれ。妊娠・出産・子育て、結婚と離婚、非正規労働、フリーランスでの活動、地域プロジェクトへの関わり、不登校の子どもの親であることなどを経験してきました。
