a monthly book club on ART WORKERS : Radical Practice in the Vietnam War Era by Julia Bryan-Wilson

「アートワーカーズ」読書会は2026年春頃から開始予定
お問い合わせ受付中
『アートワーカーズ 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』を1章ずつ読んで語り合う会です。
アートと社会、アクティビズム、労働。現代の日本や世界でアートやアーティストにできることや役割はなんでしょう?55年ほど前のアメリカのアーティストの態度を知り、例に取りながら理解していく試みです。
研究者向けの本かもとビビらずに、それぞれの人生や生活に引きつけてじっくり読めたらいいなと思っています。興味・探究心のある方ならどなたでも歓迎。

『アートワーカーズ 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』
ジュリア・ブライアン゠ウィルソン 著
高橋沙也葉/長谷川新/松本理沙/武澤里映 訳
混乱の時代、芸術はいかに社会に応答しうるか?
ベトナム反戦運動、フェミニズム、反人種差別運動、美術制度批評……
1960年代アメリカで、自らを芸術労働者(アートワーカー)と定義することで
アクションを起こしたアーティスト・批評家たち。
その先駆的でラディカルな試みの実相を鮮やかに描きながら、今日的意義を問い直す──ベトナム反戦運動を筆頭に、フェミニズム運動、ブラックパワー運動、ゲイ解放運動、大規模なストライキなど、政治的・社会的な運動が巻き起こった騒乱の1960–70年代アメリカ。美術界では、「アートワーカー」という集団的アイデンティティが生まれつつあった──。
芸術に関わるすべての行為を〈労働〉と捉えたアートワーカーたちは、芸術作品/仕事(アートワーク)の意味を拡張し、ベトナム戦争時代の社会不安に立ち向かう。1969年に設立された「アートワーカーズ連合」や、翌年に同連合から派生した「レイシズム、戦争、抑圧に抵抗するニューヨーク・アート・ストライキ」のアクティビズム的な熱を帯びた活動は、ミニマルアートやコンセプチュアルアートなど、制度としての芸術に異議を唱える動向と密接に関係しながら発展していく。しかし、内部に多くの矛盾や葛藤を抱えたその活動は短命に終わってもいる。
本書では、ミニマルな作品によって「水平化」を目論んだカール・アンドレ、ブルーカラー労働者との同一化を夢想したロバート・モリス、批評や小説の執筆、キュレーションという「労働」を通してフェミニズムに接近したルーシー・リパード、そして情報を提示する作品によって制度批判を行ったハンス・ハーケという4人の作品や活動を徹底的に掘り下げるケーススタディから、アートワーカーたちによる社会への関与の実相を明らかにする。
また日本語版では、読者に現代の問題として議論してもらえるきっかけとなるよう、各章に専門家による解題を付け加えた。
芸術はいかに世界と関わりうるのか? 作品という枠組みを超えて、アーティストはいかに自らの態度を表明できるのか? 今日の社会において真の連帯は可能なのか? アートワーカーたちのラディカルな実践は、半世紀以上の時を経てなお新鮮な問いを発し続けている。
対象
誰でも
進め方
1. 『アートワーカーズ 制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践』の該当箇所を読んできて参加します(本は各自で購入するか、図書館などで借りてみてください)
2. 自己紹介とアナウンス
3. 感想を聞き合う
4. お茶など
5. 片付け
場づくりについて
・主語を大きくせず、自分の考えとして話してみてください。
「私はこう思った」「自分はこう感じた」という形での発言を大切にします。
・発言しない参加も、完全な参加です。
発言は必須ではありません。話さずに聞いている時間も、この場に参加していることになります。聞くこと、考え続けることも、この場の一部です。
・誰かの言葉に傷ついたり、また傷つけてしまったりする可能性があることを踏まえて、この時間を共有します。
この場にいる誰もが、考えや言葉の途中にいます。ときに私の・あなたの言葉は誰かの地雷である瞬間もありえます。人と関わる時に無傷ではいられないことを心に留めておいてください。
持ち物
対象の本(本でもiPadなどの端末でも)
筆記用具(必要な方)
飲みたい飲み物(お湯はご用意できます)
おやつ(必要な方)
参加費
※実験的にPay it forward制を取り入れています
◯ベーシック
1,000円
◯ベーシックより500円多く払ってもいいよという方
1,500円
◯ベーシックより500円少なく払いたい方
500円
◎会場の回収箱に現金でお支払いいただく形態です
定員
各回5名くらい
時間
毎月1回2時間
第4日曜日14:00〜16:00
会場
stray fish(岡山県倉敷市羽島エリア)
近隣に無料駐車場2台あり(先着制。事前に申込してください)
「日間(ひるま)」バス停近く
お問い合わせ
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進行役
fumi
読むこと、つくることを、立場や正解から切り離してひらく場をつくっています。
女性として生きる中でのジェンダーに関わる経験を一つの視点としつつ、それが誰かを代表するものではないことを前提にしています。
読書と並行して、構造的な差別に自覚的であろうとしてきたアーティストたちが、どのように考え、迷い、表現を更新してきたのかにも関心があります。
表現と生活の関係について、考え続けています。
岡山生まれ。妊娠・出産・子育て、結婚と離婚、非正規労働、フリーランスでの活動、地域プロジェクトへの関わり、不登校の子どもの親であることなどを経験してきました。
