Learning about Japanese colonialism and discrimination through Zainichi history and women’s artistic voices.

「私たちどこに立っている?」読書会は2026年春頃開始予定
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『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』をテキストに、主に在日朝鮮人女性の歴史を知り、その声を聞き、表現に触れる読書会です。
『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』はふぇみ・ゼミ&カフェでの宋連玉さんによる連続講座の書籍版です。
家父長制や性差別による複合差別や世代間トラウマの中で生きる在日朝鮮人女性の歴史や暮らしぶり、闘い、口承・文学・演劇・映像などの芸術表現やその中での表象まで網羅しつつも、著者自身の経験や思想が語りかけるように書かれており、誰でも読める書となっています。
何より、日本の植民地主義、資本主義がどのようにして在日朝鮮人社会を形成し、現在の社会の差別構造を作り出したかについてのあらゆる側面からの解説は目からうろこが落ちる思いです。
たくさんの参考文献、作品のリストを参照させてもらいながら、自らの「無意識に内在化してきた植民地主義的思考」を少しずつ解体していくことをめざします。興味・関心のある方ならどなたでも歓迎します。

『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』ふぇみ・ゼミ&カフェ ベーシック講座セレクションNo.1
宋連玉 Song Youn’ok
ふぇみ・ゼミ&カフェ https://femizemi.org/
岡山において「植民地主義」「フェミニズム」などを冠した美術批評企画が、先進性を誇示するかのように自らの足元を問い直さずして男性中心主義的批評ウォッシュ・帝国主義的批評ウォッシュとして開催されてきていることへの怒りとカウンターの意味を込め、
日本という国の「民主主義教育」を受けて当たり前のように育った日本人の私が進行役をするうえで、在日朝鮮人女性を対象化・代弁・消費することなく、私や参加者がそれぞれ個人の人生や生活の体験とつなぎ合わせて内省し、交流し、生存していけるように、まずはこれまで聞こうとしてこなかった声あるいは沈黙に耳をすますところから始めたいと思っています。
予定
※予定内容や順番は変更されることがあります。
vol.1
『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』宋連玉(ソン・ヨノク)
第一章
「はじめにー足元から始まる歴史」
vol.1-1
「朝鮮婦人九月一日」朴鐘順(パク・チョンスン)
関東大震災時に「消防隊と青年団」に襲撃された自身の体験を書いたもの。
※図書館蔵書コピーしか方法がないなど入手が困難なのでこちらで準備して配布します。
vol.1-2
「朝鮮統治と日本の女たち」任展慧(イム・ジョネ)
もろさわようこ編『ドキュメント女の百年5ー女と権力』から
日本女性がどのように朝鮮統治に加担したかを明らかにしている。
vol.1-3
『在日朝鮮人とハンセン病』金貴粉(キン・キブン)
日本のハンセン病史において、これまでほとんど知られていなかった、在日朝鮮人ハンセン病患者・回復者の歴史と現在を全国各地の療養所での彼女彼らへの聞き書きと、各療養所発行の機関誌・民族団体発行の機関紙などを通して明らかにするもうひとつのハンセン病史。
vol.1-4
「「在日」家族と世代間伝達トラウマ」鄭暎惠(チョン・ヨンヘ)
在日総合誌『抗路』8号より
世代間トラウマとは、「植民地支配・奴隷制度・戦争・虐殺によって受傷したトラウマが、世代を超えて子や孫に伝達する精神的・情緒的・心理的な集合的トラウマ」のこと。
vol.1-5
『朝鮮料理点・産業「慰安所」と朝鮮の女性たち』高麗博物館朝鮮女性史研究会
歴史から消されたもうひとつの「慰安所」に光をあてる。北海道から九州に至るまでの現地調査にもとづいた共同研究。第27回女性文化賞受賞。
vol.1-6
『海を渡った朝鮮人海女ー房総のチャムスを訪ねて』金栄(キム・ヨン)、梁澄子(ヤン・ジュンジャ)
朝鮮半島最南端の島、済州島は古くから海女どころとして知られ、海女はチャムスと呼ばれてきた。1930年代に海を渡って出稼ぎにきたチャムスは、五千人を超えた。
千葉県の房総半島の漁村では、今なお年老いたチャムスたちが、海に潜り続けている。本書では彼ら老いチャムスたちの技と生の歴史を丹念に聞き集めたドキュメントである。
vol.2
『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』宋連玉(ソン・ヨノク)
第二章
「植民地期の在日朝鮮人の暮らし」
……
vol.3
『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』宋連玉(ソン・ヨノク)
第三章
「在日朝鮮女性の破片を繋ぐ」
……
vol.4
『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』宋連玉(ソン・ヨノク)
第四章
「植民地主義が強化する家父長制」
……
vol.5
『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』宋連玉(ソン・ヨノク)
第五章
「届かない思い・届けたい思い」
……
◯本の内容説明の一部は『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史──植民地主義・家父長制・性差別』から引用しました。
対象
誰でも
進め方
1. 各回の課題本、または該当箇所を読んできて参加します(本は各自で購入するか、図書館などで借りてみてください。入手しにくい資料は配布予定です。)
2. 自己紹介とアナウンス
3. 感想や意見を聞き合う・情報交換・深掘りする
4. お茶など
5. 片付け
場づくりについて
・主語を大きくせず、自分の考えとして話してみてください。
「私はこう思った」「自分はこう感じた」という形での発言を大切にします。
・発言しない参加も、完全な参加です。
発言は必須ではありません。話さずに聞いている時間も、この場に参加していることになります。聞くこと、考え続けることも、この場の一部です。
・誰かの言葉に傷ついたり、また傷つけてしまったりする可能性があることを踏まえて、この時間を共有します。
この場にいる誰もが、考えや言葉の途中にいます。ときに私の・あなたの言葉は誰かの地雷である瞬間もありえます。人と関わる時に無傷ではいられないことを心に留めておいてください。
持ち物
対象の本(本でもiPadなどの端末でも)
筆記用具(必要な方)
飲みたい飲み物(お湯はご用意できます)
おやつ(必要な方)
参加費
※実験的にPay it forward制を取り入れています
◯ベーシック
1,000円
◯ベーシックより500円多く払ってもいいよという方
1,500円
◯ベーシックより500円少なく払いたい方
500円
◎会場の回収箱に現金でお支払いいただく形態です
定員
各回5名くらい
時間
毎月1回2時間
第3日曜日14:00〜16:00
会場
stray fish(岡山県倉敷市羽島エリア)
近隣に無料駐車場2台あり(先着制。事前に申込してください)
「日間(ひるま)」バス停近く
お問い合わせ
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進行役
fumi
読むこと、つくることを、立場や正解から切り離してひらく場をつくっています。
女性として生きる中でのジェンダーに関わる経験を一つの視点としつつ、それが誰かを代表するものではないことを前提にしています。
読書と並行して、構造的な差別に自覚的であろうとしてきたアーティストたちが、どのように考え、迷い、表現を更新してきたのかにも関心があります。
表現と生活の関係について、考え続けています。
岡山生まれ。妊娠・出産・子育て、結婚と離婚、非正規労働、フリーランスでの活動、地域プロジェクトへの関わり、不登校の子どもの親であることなどを経験してきました。
